レッドビーシュリンプのpHを下げる前に
レッドビーシュリンプのpHを下げるって、検索するくらいだから今の水がアルカリ寄りだったり、飼育や繁殖がうまくいかなくて不安だったりしますよね。pHが高いと調子が落ちる気がするし、早く弱酸性にしたくなる…その気持ち、めちゃ分かります。
ただ、レッドビーはpHショックにかなり弱いので、添加剤でガツンと下げるのは本当に危険です。私も昔、焦ってpHダウン系の薬剤に手を出して、結果的に水が不安定になって痛い目を見ました。安全にいくなら、ソイルやRO水(軟水化)みたいに、pHが自然に下がる環境を作っていくのが近道かなと思います。
この記事では、まずpH試薬やpHメーターで現状を把握して、次にKH・GH・TDSの見方も押さえた上で、水換えのやり方やヤシャブシの実・マジックリーフみたいな緩やかな補助を積み上げる手順で解説します。
急がず、事故らず、長く安定させる方向でいきましょう。
- 今のpHを正しく把握する方法
- どれくらい下げると危険かの目安
- 自然にpHが下がる環境の作り方
- やりがちなNGと全滅回避のコツ
レッドビーシュリンプのpHを下げる
結論から言うと、レッドビーシュリンプのpHは「下げる」より「下がる環境を作る」ほうが安全です。
ここをすっ飛ばして操作すると、pHショックで一気に崩れます。
まずは現状把握と、下げ幅のリスク感を固めてから動くのが鉄則です。
pH試薬とpHメーター
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まず最初にやるのは、今のpHを数字で把握することです。
ここを曖昧にしたまま「弱酸性にしたいから何か入れる」は、事故の入り口です。
初心者のうちは、液体のpH試薬でもOKです。
慣れてきたらペン型のpHメーターがラク。
私は普段、試薬でざっくり確認→気になるときだけメーターで追い込む、みたいな使い分けをしています。
最優先でおすすめしたいのはpH試薬かpHメーターです。
測らないと判断できないので、ここだけはケチらないほうが結果的に安上がりです。
注意点として、pHメーターは校正(キャリブレーション)が必要な機種も多いです。
取扱説明書やメーカーの公式情報を確認して、正しい手順で運用してください。
最終的な判断に迷う場合は、ショップや詳しい飼育者など専門家にも相談するのが安心です。
目標pH差0.2と1.0
次に大事なのが「どれくらい下げたいのか」です。
pHは数字が小さく見えて、実際は対数なので変化が大きい。
だから、下げ幅の考え方が超重要です。
たとえば、pH7.4をpH7.2にしたい(差0.2)なら、まだ安全寄りに進めやすいです。
でも、pH7.8をpH6.8にしたい(差1.0)みたいな話になると、やり方次第で一気に全滅リスクが上がります。
NG行動:いきなり理想値に合わせようとして、一度に大きく下げる
レッドビーは水質変化に敏感です。
目標が正しくても、変化が急だと耐えられないことがあります。
私は基本、「0.2ずつ」「ゆっくり」「測りながら」を守るようにしています。
急ぐほど失敗しやすいです。
pH7.5とアンモニア毒性
pHが高いと何がまずいの?って話なんですが、よく言われるのがアンモニア毒性です。
水槽内で発生するアンモニアは、pHが高いほど毒性が強い形になりやすいと言われています。
ただし、ここで大事なのは「pHだけを見て怖がりすぎない」こと。
レッドビー水槽は、アンモニア・亜硝酸が出ている状態自体がまずいです。
つまり、pHを下げる以前に、ろ過と立ち上げの安定が最優先です。
最優先すること:pHを下げるより、まずアンモニア0・亜硝酸0を当たり前にする。その上で「自然に弱酸性へ寄せる」が安定します。
水質の正確な判断は、各試薬の説明書やメーカー公式の情報も確認しつつ進めてください。
少しでも不安なら、ショップで水を持ち込んで測ってもらうのもアリです。
KHとGHとTDSの見方
レッドビーでpHが高いとき、裏で関わっていることが多いのがKH(炭酸塩硬度)です。
KHが高いとpHが下がりにくく、ちょっと酸性に寄せても戻りやすいです。
GH(総硬度)は、殻の形成に必要なミネラル量の目安。
TDSは水中の溶解物の目安で、管理の再現性を上げるのに役立ちます。
私は「調子が良い水の数字」をメモしておいて、再現性を上げるやり方が好きです。
一般的な目安(あくまで参考)
| 項目 | よく使われる目安 | 見方 |
|---|---|---|
| pH | 弱酸性寄り(例:6.0〜6.8) | 急変させないのが最優先 |
| KH | 低めが多い | 高いとpHが下がりにくい |
| GH | 適度に必要 | 不足・過多どちらも不調の原因に |
| TDS | 環境で変動 | 再現性の目安として便利 |
数字は便利なんですが、地域の水道水や飼育環境でかなり変わります。断定はできないので、「目安」として使いつつ、最終的には生体の様子(餌食い・動き・抱卵・脱皮)も合わせて判断してください。正確な基準は飼育個体や環境差もあるので、必要なら専門家にも相談しましょう。
pHショックの症状と回避

pHショックは、レッドビー飼育で一番怖い事故のひとつです。
症状としては、動きが鈍い、ツマツマしない、隅に集まる、脱皮不全っぽい、急に☆が出る…みたいに、いろいろな形で出ます。
回避の基本はシンプルで、急に変えないこと。水換えも同じで、新水のpHや温度がズレているとダメージが出ます。
- pHは低いほどいいと思い込む
- 一気に下げたほうが安定すると考える
- 添加剤で解決しようとする
- 数字だけ見て生体を見ない
私は、水換えのときはできるだけ点滴法やゆっくり投入を意識しています。
これだけでも事故率がガクッと下がりますよ。
p Hショックについて詳しく知りたい人はレッドビーのpHショックは数値より差と時間が原因(対策まとめ)で解説を見てね。
レッドビーシュリンプのpHを下げる安全手順
ここからは、私が「安全寄り」だと思っている順番で、pHが下がる要素を積み上げていきます。
ポイントは、下げる操作ではなく、下がる仕組みを作ること。
最後にどうしても必要なときだけ、添加剤を補助として触れます。
シュリンプ用ソイルでpH安定

いちばん手堅いのは、シュリンプ向けのソイルを使うことです。
ソイルは水を弱酸性寄りにしやすく、環境が整えばレッドビーが落ち着きます。
ただし、ソイルは万能じゃなくて、寿命があります。
半年〜1年くらいで効きが弱くなってきて、pHが上がり始めたり、水質が不安定になったりすることもあります。
ソイルの立ち上げ直後は水が不安定になりやすいので、エビを入れる前にろ過を回して落ち着かせるのが大事です。焦って入れると、結局遠回りになります。
ソイル選びや立ち上げ手順は製品ごとに癖があります。正確な情報は各メーカーの公式説明も確認してください。
RO水とミネラル添加で調整

水道水のpHや硬度が高い地域だと、ソイルだけでは思ったほど下がらないことがあります。
そういうときに強いのがRO水(逆浸透膜の純水)です。
RO水は硬度成分がほぼ抜けるので、ベースが作りやすい。
ただし、ミネラルがゼロに近いので、そのままは危険です。
必ずシュリンプ用のミネラル添加剤でGHや必要成分を戻します。
注意:RO水は「使えば安心」じゃありません
ミネラル調整をミスると、脱皮不全や不調につながることがあります。説明書とメーカー公式の使い方を確認し、慣れるまでは少量から試すのがおすすめです。最終判断に迷う場合は、ショップなど専門家に相談してください。
RO運用をするならTDSメーターがあると管理がラクです。
私は「良かったときのTDS」を記録して、再現性を上げるのに使っています。
水換え頻度と滴下法のコツ
水換えは、やり方次第でpHが上がる原因にも、安定の味方にもなります。
特に水道水がアルカリ寄りだと、大量換水でpHが一気に上がりやすいです。
私のおすすめは、少量をゆっくりです。
点滴法みたいに時間をかけて入れると、pHショックのリスクが下がります。
忙しい日は無理にやらず、できる範囲で「急変しない」を守るほうが大事です。
地味に効く考え方
pHを狙うより、まずは「水質のブレを減らす」。ブレが減ると、結果的にレッドビーの調子が上がることが多いです。
ヤシャブシの実とマジックリーフ

ヤシャブシの実(アルダーコーン)やマジックリーフ(インドアーモンドリーフ)は、弱酸性寄りにしてくれる補助として使いやすいです。
いきなり下がる感じじゃなく、じわっと寄っていくので、初心者にも扱いやすいと思います。
水が薄く色づくことがありますが、それ自体が悪いわけではありません。
むしろ落ち着くこともあります。
ただ、入れすぎると見た目が気になるし、環境によっては思ったより変化することもあるので、少量からが基本です。
使い方のコツ
いきなり大量投入しない。入れたらpHと生体の様子を見て、必要なら追加する、くらいが安全です。
pHダウン添加剤は最終手段
添加剤(いわゆるpHダウン)は、私は「基本は使わない」「使うとしても補助」扱いです。
理由はシンプルで、効きが強くて急変しやすいから。
レッドビー相手だと、ここが一番事故ります。
どうしても使うなら、水槽に直接入れるよりも、換水用の新水で事前に調整して、ゆっくり入れるほうがまだ安全です。
あと、KHが高いと戻りやすいので、「薬で下げる」より「KHを含めた環境づくり」に目を向けたほうが再発しにくいです。
再発防止:添加剤で数字だけ合わせる
数字が合っても、環境が整っていないとまた崩れます。
最終的にはソイルや水のベース、ろ過の安定が勝ちます。
薬剤の使用は、必ず製品の説明書とメーカー公式情報に従ってください。
心配なら、ショップなど専門家に相談してから使うのが安心です。
レッドビーシュリンプのpHを下げる結論
最後にまとめです。
レッドビーシュリンプのpHを下げるなら、私の結論はこれです。
- まずpH試薬やpHメーターで現状把握
- 下げ幅を決めて、0.2ずつゆっくり
- シュリンプ用ソイルとRO水(軟水化)でベース作り
- 水換えは少量をゆっくり、急変させない
- ヤシャブシの実やマジックリーフは補助として優秀
- 添加剤は最終手段、使うなら新水で調整して慎重に
そしてもう一つ大事なのが、pHだけに囚われないこと。
pHが理想より少し高めでも、エビが元気で繁殖も回っているなら、安定している証拠かもしれません。
数字は指標、最終判断は生体と安定性です。
レッドビーにはPHだけでなく色々な要因が絡みます。レッドビーが全滅する要因の全容をまとめた記事があるので、レッドビーが全滅する原因と対策をもっと詳しく知りたいあなたは、レッドビーのまとめ記事を読んでください。
そして、レッドビーに通用するアクアリウム全体の考え方や注意点を初心者向けにまとめたまとめ記事もあるので、そちらも参考にしてください。ゼロからわかるアクアリウムの基本
この記事の数値や手順は、あくまで一般的な目安です。水道水の性質や水槽の構成で結果は変わります。正確な情報は各メーカーの公式サイトや説明書をご確認ください。判断に迷う場合や不安が強い場合は、アクアショップなどの専門家に相談することをおすすめします。


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