レッドビーシュリンプのエアレーションなしでの飼育ガイド
レッドビーシュリンプをエアレーションなしで飼えるのか、ここ気になりますよね。
検索していると、
無ろ過やボトルアクア、
バランスドアクアリウム、
水草多めならいける?みたいな話も出てくるし、
外部フィルターやスポンジフィルターで代用できるのか、酸
欠対策は何が正解なのか…迷いやすいところです。
しかも夏の水温が上がる時期や、
26度あたりの判断、
ポツポツ死や餌を食べないなどの不調が絡むと、なおさら不安が増えます。こ
の記事では、私が10年ほどレッドビーとアピストをやってきて
「やらかした側」の視点も含めて、エアなしが成立する条件と、
現実的な落としどころをまとめます。
- エアレーションなしが成立する条件
- 夜間に崩れやすい理由と見落としポイント
- フィルターと水草で酸素を回す具体策
- 夏と26度付近で事故を減らす判断基準
レッドビーシュリンプをエアレーションなしで飼う条件
結論から言うと、レッドビーシュリンプはエアレーションなしでも飼える場合はあります。
ただしそれは、酸素が足りる飼育環境になっている時だけです。
迷ったらここだけはケチらない方が、ポツポツ死の確率がガクッと落ちます。
※エアポンプは必ず水槽サイズに適合したものを選んでください。
見た目が静かでキレイでも、酸素が足りていない水槽はわりと簡単に崩れます。
水面のかく拌とガス交換

エアレーションの本質って、泡そのものよりも水面を揺らして酸素を取り込み、SO2を排出することなんですよね。
酸素は「足す」というより、「空気と水面を触れさせて入れ替える」イメージが近いです。
なので、エアなしでいくなら最低条件として、水面が揺れていることが必要です。
外部フィルターの吐出口やシャワーパイプ、
上部フィルターの落水、
外掛けの滝落ちなど、
水面が揺れていれば酸素の供給はできます。
逆に、水面が鏡みたいに静かで、虹色に光る油膜っぽい膜が出てくる状態は要注意です。
見た目はオシャレでも、空気と水の接点が減るので、酸素が供給しにくくなります。
- 水面に波紋があるか(常時)
- 朝イチの動きが鈍くないか(夜間の崩れ)
- 水面付近に集まる個体が増えていないか
過密と餌のやり過ぎは酸欠の原因
エアなしが急に難しくなるのが、過密と餌のやり過ぎです。
レッドビーは小さいから大丈夫…って思いがちなんですが、
実際は「エビの呼吸」よりも、残餌やフンを分解する
バクテリアの酸素消費が効いてきます。
特に、餌を増やして増殖を狙い始めたタイミングで崩れるパターンを私は何度も経験しました。
日中は普通に見えるのに、夜〜明け方に酸素が少なくなって、
そこからポツポツ死が始まるやつです。
夜が不安なら、これが一番ラクで再現性が高いです。
酸欠って目で分かりにくく、気づいた時は遅いのが怖いところ。
- 見た目が嫌だからエアを外す
- フィルターが回ってるから酸素は足りると過信する
- 夏だけ入れればいいと思って準備が遅れる
- 夜は涼しいから平気と思って油断する(夜に崩れやすい)
エアなしで飼育をするなら、まずは飼育数を控えめにして、
餌も「残らない量」を徹底するのが安全です。
増やすのは、水槽が安定してからでも遅くないですよ。
水草水槽は夜間が危険

水草水槽は、昼は光合成で酸素が増えるので「エアなしでもいけそう」に見えます。
ここが落とし穴で、消灯後は水草も呼吸して酸素を消費します。
つまり、水草水槽でエアなしの飼育をすると、夜間の酸素低下が起こりやすいです。
特に小型水槽は水量が少ないので、振れ幅が大きくなりやすいです。
私の感覚では、水草を入れるのは賛成なんですが、
エアなしで水草を増やしすぎると、夜間に一気にバランスが崩れます。
やるなら、水草の量は「管理できる範囲」に抑えて、
トリミングした草は放置しない。
枯れ葉もすぐ取る。これだけで失敗は減ります。
夜に崩れやすいサイン
- 朝イチに隅に固まる
- ツマツマしない
- 水面近くに寄る
- 餌を食べない
このへんは「水質」だけじゃなく、酸素不足が絡むことがあります。
原因はひとつじゃないので、決め打ちせずに切り分けていきましょう。
夏の水温と26℃の目安

エアなしでの飼育の最大の敵は、私は夏だと思っています。
水温が上がるほど、溶存酸素量(水に溶け込める酸素量)は減っていきます。
一方で、生体やバクテリアの活動は上がるので、
酸素は「入りにくいのに、消費は増える」状態になります。
なので、26度を超えそうな環境なら、エアなしは一気に難易度が上がると考えたほうが安全です。
もちろん水槽サイズや飼育密度、ろ過構成で変わるので、
これはあくまで一般的な目安です。
夏は「冷却」と「酸欠対策」をセットで
冷やすだけだと、夜間の酸欠が残ることがあります。
逆にエアだけ強くしても、温度が上がり続けると限界が来ます。
両方を同時に考えるのが現実的です。
水温26度付近の判断や、温度の見方をもう少し細かく整理したい場合は、別記事で掘っています。
夏の全滅パターン(高水温×酸欠)と、道具の優先順位はこちらでまとめています。
CO2添加は酸欠リスク
水草水槽だとCO2添加も気になると思うんですが、
エアなしでの飼育と相性は正直よくない場面があります。
CO2そのものが悪というより、夜間の酸素低下と、
環境変動のリスクが上がりやすいです。
特に、CO2を入れて水草がモリモリになるほど、
消灯後の酸素消費が増えます。
さらに、pHが動きやすい環境だと、生体のストレスが積み上がります。
CO2を使うなら、エアなしにこだわりすぎず、
夜間は水面をしっかり揺らす、もしくは保険としてエアを入れる。
私はこのほうが事故が少ないと思っています。
レッドビーシュリンプのエアレーションなし飼育の対策
ここからは「それでもエアなしでやりたい」人向けに、現実的な対策をまとめます。
ただ、どれか一つでも不安があるなら、私はエアは入れたほうがいいと思います。
エアは酸素だけじゃなく、安定装置として効きます。
外部フィルターで酸素確保
エアなしを成立させるなら、まずは水面をかく拌することを必須にします。
外部フィルターを使う場合は、吐出口を水面付近にして、水面を揺らすのが基本です。
吐出口の作り方の例
- シャワーパイプを水面ギリギリにして、表面を揺らす
- 排水を少しだけ水面から落として、落水で攪拌する
- 流量が落ちていないか、週単位でチェックする
ポイントは、調子がいい時の水面の状態を「再現」できるようにすることです。
エアなしでの飼育って、ちょっとした目詰まりや流量低下で一気に危険になります。
だから、掃除やメンテ頻度まで含めて考えるのが大事です。
スポンジフィルター併用

矛盾っぽく聞こえるかもですが、
私は「エアなしに挑戦してる人ほど、最終的にスポンジフィルターに戻る」ケースをよく見ます。
理由はシンプルで、スポンジは水質の安定と酸素の供給を同時にやってくれるからです。
もちろん、スポンジフィルターはエアポンプが必要なので「完全なエアなし」ではなくなります。
でも、ここを割り切ったほうが、ポツポツ死の事故率は下がります。
私の落としどころ
見た目の泡が気になるなら、細かい泡のエアストーンに変える、吐出位置を調整する、夜間だけ弱めに回す…みたいに「見た目」より「安定」を優先しつつ、ストレスの少ないようにするのが現実的かなと思います。
無ろ過・ボトルアクア注意
無ろ過やボトルアクアでも、うまく回っている例があるのは事実です。
水草の光合成や微生物のバランスで、数か月〜半年くらい安定した、みたいな話も見かけます。
ただ、ここは強く言いたいんですが、再現性が低いです。
水量が少ないほど、水温・酸素・水質のブレが大きくなります。
成功しているケースは、飼育数が少なめで、
餌も少なめ、さらに夏の高水温をうまく避けられていることが多い印象です。
やるなら、最初から「失敗しても被害が小さい規模」でテストして、
夏と冬を越せる見通しが立ってから本命水槽に寄せるのが安全です。
エアポンプとエアストーン
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エアレーションって、やっぱり一番コスパがいい保険です。
私も昔は「フィルター回ってるし、エアレーションいらないでしょ」って軽視して崩した側なんですが、
そこから考え方が変わりました。
エアは酸素だけじゃなく、
水面のかく拌・ガス交換・夜間の保険なんですよね。
入れておくと、夏と夜に強くなります。
最低限そろえると安定するセット
| アイテム | 役割 | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| エアポンプ | 酸素供給の核 | 水槽サイズに余裕がある出力 |
| エアストーン | 泡を細かくして攪拌 | 目詰まりしにくい形を選ぶ |
| スポンジフィルター | ろ過と酸素を両立 | 飼育数が増えるほど効く |
| 逆止弁 | 停電時の逆流防止 | 地味だけど必須 |
| 分岐・エアチューブ | 配管の安定 | 漏れない構成にする |
あと見落としがちなんですが、エアなしで飼育するほど「機器トラブル」に弱いです。
停電やフィルター停止が、そのまま致命傷になりやすいので、
可能なら非常用のエア(電池式など)も視野に入れておくと安心です。
起きる頻度は低いけど、起きた時の損失が大きいので“保険”として。
※エア周りは逆止弁だけは必須。あとは分岐・チューブは必要に応じてでOKです。
ろ過構成そのものを見直したい場合は、ここで安定優先の選び方をまとめています。
レッドビーシュリンプの濾過器選び|初心者向けに安定重視で全滅回避
レッドビーシュリンプのエアレーションなし飼育と酸欠
最後にまとめです。
レッドビーシュリンプのエアレーションなし飼育は、成立する場合はあります。
でもそれは、水面のかく拌ができていて、夜間も含めて酸素が足りる構成になっている時だけです。
- 水温が安定して低めで、夏に上がりにくい
- 水面がしっかり揺れていてガス交換が成立している
- 過密ではなく、餌も控えめで回せている
- 夜間〜明け方も崩れない(ここが一番重要)
このうち一つでも不安があるなら、私はエアを入れるほうがいいと思います。
見た目より、まずは安定です。
特に夏・過密・餌多めの条件が絡むと、エアなしでの飼育は失敗しやすいです。
なお、この記事内の温度や水質の数値は、あくまで一般的な目安です。
水槽サイズ、ろ過、飼育密度、地域の水道水などで最適解は変わります。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。不安がある場合や原因の切り分けが難しい場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください(信頼できるショップに水槽環境を見てもらうのも有効です)。


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